直行便は期間限定
ウズベキスタンへは日本から直行便で行く事ができます。
ウズベキスタン航空の成田ータシケント便が週2回就航しているのです。
ですが!!!???
ですがこの直行便は期間限定で基本的には4月~10月の期間しか飛びません。
11月の中旬頃になると成田ータシケント定期便の運航が終了してしまうのです(複数の旅行会社による共同チャーター便の残席などが売り出されるケースはある様です)。
確かにウズベキスタンは9月~10月位が訪れるのには最適なシーズンとは言われていますが、11月でも特別に厳しい寒さな訳ではありません。
旅客数が落ちこむのかも知れませんが、何だかもったいない気もします。
仁川ルート
直行便以外の行き方としては、韓国の仁川空港を経由する「仁川トランジット(乗継)のタシケント行き」と言うルートが一般的です。
この他に香港経由や北京経由と言ったルートもありますが、トランジットに使う空港の便利さから考えてもやはり仁川ルートがもっとも有力な候補になると思います。
2019年11月現在では、韓国のアシアナ航空が仁川ータシケント便を就航しています。
直行便が約9時間であるのに対して、仁川ルートは成田一仁川間が約3時間、 仁川ータシケント間が6~7時間掛かり、乗り継ぎの待ち時間も発生します。
移動時間だけを考えた場合には直行便が有利な事は間違いありません。
仁川ルートのメリット
但しこの仁川ルートには直行便には無いメリットもあります。
主なメリットとしては、
●時期が自由に決められる
●マイルが使える
●羽田便も利用できる
●ソウル観光もできる
●日本発着便には無い空気感
と言った点があげられます。
時期が自由に決められる
前述の様にタシケントへの直行便は冬季には飛んでいません。
また成田⇒タシケントが火曜、金曜日出発便、帰りが月曜、木曜日の出発便しか無いので、これに合わせて日程が組めない事も出てきます。
仁川経由のルートであれば基本的に1年中飛行機が飛んでいるので、渡航時期を気にせずにかなり自由に計画を立てる事ができます。
マイルが使える
仁川経由ルートに就航しているアシアナ航空は国際航空連合の「スターアライアンス」 に加盟しています。
「スターアライアンス」は「ワンワールド」と並ぶ世界の二大航空アライアンス(航空連合) の1つで、ANAもスターアライアンスに加盟しています。
加盟航空会社はマイレージ・プログラムの相互提携などを行なっている為、ANAのマイルを使ってウズベキスタンに行く事が可能になるのです。
マイルを使って旅行を楽しもう! と言う人にとってはマイルが使えると言う事はとても魅力的です。
東京(羽田、成田)から仁川経由でタシュケントに行くルートは、ANAマイル38,000マイルで往復の特典航空券に交換可能です。
因みにタシュケントへの直行便を運航しているウズベキスタン航空は、有力な航空アライアンスには加盟していない為、JALのマイルもANAのマイルも利用する事ができません。
羽田便も利用できる
アシアナ航空は成田空港だけでは無く、羽田空港から韓国に飛ぶ路線を抱えています。
成田空港より羽田空港の方が便利と言う方も多いと思います。
また羽田空港からだとソウル・金浦空港へ行く朝発の便を利用する事ができます。
金浦空港は仁川空港よりもソウル市内により近い場所にあります。
このルートの場合は金浦から仁川空港まで移動しなければなりませんが、地下鉄で1本で行けますし、ソウル観光をしっかり楽しんでから仁川空港に向かう事もできます。
ソウル観光もできる
アシアナ航空の仁川発タシケント行きは16:50発です。
羽田を朝便で発ては11時05分には金浦空港に付き、ソウル市内をプチ観光してから仁川に向かうと言うブランを立てられます。
金浦空港からソウル駅まででは地下鉄で1本です。
ソウル市内の主要駅には大型のコインロッカーもありますし、明洞ならJCBカードを持っていれば 無料で荷物を預かってくれる場所もあります。
日本から仁川に向かう便を使う場合でも、空港からソウル市内に行く事は可能です。
この場合、同じアライアンスの同日の便であれば、通常は預入荷物を取り出す事なくでる事が可能です(確認が必要ですけどね)。
仁川で規定以上の待ち時間があれば、空港から出ている無料の観光ツアー(トランジット・ツアー)に参加する事もできます。
仁川空港では乗継利用の人を対象に無料の観光ツアーを何種類も用意している のです。
あえて乗継時間をたっぷり取って、そこで違う国の旅行を楽しむと言う欲張りな方法もある訳です。
仁川空港の無料ツアーについては別に紹介したいと思います。
日本発着便には無い空気感
日本に住んでいる方は、通常は日本の航空会社であったり、海外の航空会社であっても日本発着の飛行機に搭乗する事が殆どです。
もちろんそこでも普段は味わえない異国情緒が味わえるのですが、海外でトランジットをすると日本人乗客の多い飛行機では味わえない空気を経験する事ができます。
実際、仁川一タシケント路線は突っ込み所が満載でした。
宿泊について
ウズベキスタンでは、2019年現在外国人旅行者が無認可の宿泊施設に滞在する事は認められていません。
原則的にAirBの様な宿や、友人の家に泊めて貰うと言う方法はダメと言う事になっています。
ウズベキスタンのホテルではチェックアウト時に滞在証明書(レギストラーツァ)と言う書面を発行していて、旅行者は必ず出国までこれを保管しておく必要があります。
滞在証明書は出国審査時にチェックされる事になっています。
最近では提出を求められなかったと言う人も多く、私自身も出国審査でチェックはされませんでした。
但し現時点で滞在証明書は不要と言う正式なアナウンスはされていない様なので、きちんとしたホテルに宿泊して滞在証明書を受け取った方が良い事は確かです。
ホテルはツアー旅行で無ければ事前にエクスペディアやBookinng.Comなどで予約しておく事をお薦めします。
まとめ
ウズベキスタンは直行便があって実は行きやすい国なのですが、経由便を使うメリットも色々あると言う話をさせて頂きました。
他の国に旅行する場合にも応用できる話なので、良かったら参考にして下さい。
飛行機の乗り継ぎは面倒な印象があるかも知れませんが、色々な国を効率良く回れる大きなチャンスでもあるので積極的に利用する手もあるかと思います。
またウズベキスタンには滞在証明書と言う制度がある為、合わせて説明させて頂きました。
旅の目的はもちろん人それぞれですが、少しでも情報がお役に立てたら嬉しいです。
今日も最後までお読み頂き、ありがとうございました。
コメント
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