ウズベキスタン個人旅行⑦ サマルカンド散策(3)

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レギスタン広場へ

サマルカンドの地元向けのレストランで美味しいシャシリクを頂いたらお腹も気力も満たされてきました。
そこで昨日は中に入らなかったレギスタン広場へと向かう事にします。
タシケント通り(カリモフ通り)を歩き、レギスタン公園へとに入ると、昨日も見た荘厳な建物が視界に入ってきます。

レギスタン広場

レギスタン広場には広場を囲む様に

●シェルドル・メドレセ (マドラサ)
●ティラカリ・メドレセ (マドラサ)
●ウルグベク・メドレセ (マドラサ)

と言う3つの巨大なメドレセ(マドラサ)が建っています。
広場を仕切るように簡単な柵があって、広場の中に入るにはチケットが必要になります。
昨日は外から眺めていましたが今日は躊躇なく中に入ります。
チケットは広場の手前の「KASSA」と表記のある売場で買う事ができます。
1人40,000スム(400円)で中央の広場と3つの建物全てに入る事ができます。
柵の真ん中が入場口になっていて警官が立って不審な荷物はチェックしてますが、 威圧感はあまり無くゆるい感じです。
中に入って広場の中央に立つと3つメドレセの迫力にしばし圧倒されてしまいました。
どこを向いてもただただ凄いです。

●名 称 レギスタン広場
●英表記 Registan Square
●入場料 40,000スム

シェルドル・メドレセ(Sher Dor madrasah)

広場に入って右側の建物が「シェルドル・メドレセ(マドラサ)」です。
表の外壁の上の方に虎の顔の様な絵が描いてあるのが特徴的です。

実際には虎では無く、鹿を追うライオンの絵だと言う事です。
イスラム教は偶像崇拝を禁じているので、この様な施設に顔の表現があるのは非常に珍しいですね。
他の建物も同様ですが、建物の中に入ると中庭があり、その中庭を取り囲むように建物が 造られています。
想像以上に奥行のある建物ですが、中庭側にはずらっと一周お土産物さんが 入っています。

ティラカリ・メドレセ(Tilla Kari madrasah)

広場の正面に座するのが「ティラカリ・メドレセ」です。
ガイドブックによると、ティラカリとは「金箔を施された」と言う意味の言葉だそうです。
このメドレセの中に入ると黄金の礼拝所が目に飛び込んできます。

上までびっしりと黄金で、天井には緻密な柄が施されて言葉にできない程美しいです。

入って右手に進むとお土産物屋がいくつも並んでいて郵便局的な場所もあります。
但し切手や絵葉書はしっかり観光地価格でした。

ウルグベク・メドレセ(Ulug Bek madrasah)

広場に入って左側の建物が「ウルグベク・メドレセ」です。
3つの中でももっとも古く15世紀初頭に、天文学に大きな功績を残すウルグベクによって建てられた神学校です。
入口の青い星のデザインのタイルが特徴的です。
中庭の売店に羊の皮にアラビア文字で名前を描いてくれるおじさんの店があり、書いて貰いました。

小サイズが3万スム(約330円)、中サイズ5万スム(約550円)です。
買うとおじさんと無料で一緒に写真を撮ってくれます。
レギスタン広場は夜にはライトアップもされるので、夜もう一度見にくる事にして広場を 後にしました。

ルハバット廟

公園の前には大きな道路(レ戯スタン通り)があり、たくさんの車が走っています。
道路を渡って緑地帯を進んでいくとまた古い建物「ルハバット廟」が見えてきました。
ルハバット廟は王朝のイスラム教預言者サガルジ氏が眠る場所です。
有料だと聞いていましたが無料で入る事ができました。
壮大な建築物を見てきた直ぐ後なのでこじんまりした建物にも感じられますが、 厳かな威厳を感じる建物です。

●名 称 ルハバット廟
●英表記 Ruhabad Mausoleum
●入場料 無料

グル・アミール廟(アミール・ティムール廟)

ルハバット廟から道を更に進むと「グル・アミール廟」が見えてきます。
グル・アミール廟はティムール王と一族のお墓がある場所です。
ティームールは生前故郷シャフリサーブスに自身の廟を作っていましたが、実際にはこの グル・アミール廟に埋葬されています。
入口を入って左側にチケット売場があり25,000スム(約165円)で入場する事ができます。

●名 称 グル・アミール廟(アミール・ティムール廟)
●英表記 Guri-Emir Mausoleum
●入場料 25,000スム

ティムール像

グル・アミール廟から道路に沿って道を戻ってくると、大きな交差点に存在感のある銅像が見えてきました。 ティムール像です。
言わずと知れたティムール国の創始者にして、サマルカンド復興の父でもあります。
椅子に座ったティムールの大きな像の前では多くの観光客が入れ代わり立ち代わり写真を撮っていました。

●名 称 ティムール像
●英表記 Amir Timur Haykali
●入場料 無料

鉄道オフィス

ここから一度旧市街を抜けてサマルカンドの新市街へと足を踏み入れました。
道路を渡ると街並ががらっと変わるので直ぐに違いを体感できます。

通りをしばらく進むと飛行機・鉄道オフィスが見えてきました。
明日のタシケントへの移動手段を確保していなかったので、鉄道のチケットを 買う事にしました。
オフィスはロシアっぽい少し暗い雰囲気で入りにくかったのですが、職員のお姉さんは ここでも優しく、言葉が余り通じない中でもこちらの要望を汲み取って調べてくれました。
ところがここで、明日のタシケント行きは殆ど満員で19時台発の便しかない事が判明します。
それだとタシケントに着くのは22時になってしまって何も見れません。
やむなく列車移動を断念し、お姉さんに御礼を言って鉄道オフィスを後にしました。

●名称 飛行機・鉄道チケットオフィス
●場所 ティムール像からサマルカンド国立外国語大学の前の道を進んで2つ目の大きな交差点の角。

郵便局

鉄道オフィスを出た後は、新市街の道を更に進み郵便局を探しました。
サマルカンドの記念切手を買うのが目的です。
レギスタン広場のティラカリ・メドレセの中でも売っていたのですが、値段が想定外に 高かったので正規の郵便局を訪ねて聞いてみようと考えたのです。
結局新市街の大きな通りから少し入った、舗装がぐちゃぐちゃになった道の脇に郵便局が ありました。
POSTの文字があったので分かります。

タシケント通り(カリモフ通り)にもあるらしいのですが、見つけられませんでした。
郵便局の中はここもやはりロシア風の殺風景な造りでシーンとしていました。
言葉も分からず、ショーケースにお目当ての切手が無かったので諦めて帰ろうかと 思っていたら相方が窓口の人に聞いてくれました。
やはり言葉は通じないのですが、ここでもウズベクの人はとても親切で、ああだこうだと しながら欲しかった記念切手を持って来てくれました。
結局記念切手を4種類、全部で22シートも買って22万スム(約2420円)ほどでした。
窓口のお姉さんにお礼を言って郵便局を後にしました。

●名称 郵便局 Post Office
●場所 グム百貨店近く。ウルグベク通りから道を入った所。

お土産物屋巡り

ここからはホテルまで散策しながら帰ります。
レギスタン公園の方に歩いていくと謎の4人組(?)の銅像がありました。

レギスタン広場を通り過ぎタシケント通り(カシモフ通り)でお土産物を見て回ります。
相方はアトラス柄のスカーフをいっぱい買っていました。
それから優しそうなおばあさんがいるお店で手作りのバックを購入。
しっかりした造りでしたが他の商品と併せて15万スム(約1,650円)とお手頃です。
帰り際にはかわいいプレゼントも付けてくれました。
自分はまたしても帰ったら着ないであろう御当地Tシャツを購入してしまいます。
サマルカンドTシャツ3万スム(約330円)でした。

ついでにサマルカンドナンのマグネットも購入。
こちらは値引き無しの4,000スム(約45円) でした。
ミニマーケットにも立ち寄って飲み物を買いこみ、ホテルに帰りました。

エコバス

ここまで朝から散々歩いたのですが、今日はこれでは終りません。
ホテルの部屋で一休みしたらレギスタン広場のライトアップを見に出発です。
今回はエコバスに乗って行く事にしました。
エコバスはショブ・バザールの前からレギスタン広場のある公園の入口まで運行している観光バスで、昼間はタシケント通り(カリモフ通り)をひっきりなしに通っていました。
乗り場付近で待っていてエコバスが来たら勝手に乗ると言う至ってシンプルなシステムです。
エコバスはお客さんが大体いっぱいになると出発し、タシケント通り(カリモフ通り)をさっそうと駆け抜けて行きます。 電気自動車なので排気ガスも出しません。

ものの数分で公園の前まで到着し、降りる時に運転手さんに料金を渡します。
ガイドブックでは1,000スムと書いてありましたが、運転手さんには2,000スム(約22円) と言われました。
どうやら乗ったのが最終バスだったらしく、お客さんを降ろすとエコバスは折り返す事無くここかに 行ってしまいました。

レギスタン広場のライトアップ

レギスタン広場の建物は夜になるとライトアップが実施されます。
広場に向かってみると3つのメドレセが本当に輝いているかのように美しくライトアップ されていました。
昼間とはまた違った美しさにしばらく見惚れていました。

因みに日本の旅行会社の働きかけで、日本からのチャーター便が到着した日にはライトアップと一緒にプロジェクション・マッピングが実施されます。
日本のツアー客は広場に設けられた 特別席で見られるそうです。
おそるべし日本の旅行会社。でもスケールが大きくてツアー客以外の人も見れるからアリだと思います。

いそいそとホテルへ

夜になって空気も冷えてきたのでいそいそとホテルに帰ります。
お土産物屋さんの多くはもう閉まっていましたが、明りの付いているカフェでは いろいろな国の人が寛いでいました。
暖かい珈琲も良いなあと思ったけど、疲れも溜まってきたのでホテルへと急ぎます。
夜道は月と建物(ビビハニム廟)とのコントラストが何とも言えず素敵でした。

部屋に入ると靴を脱いでベットにダイブ。さすがに足が棒になっていました。
歩き疲れて食事に出る気が起こるわけも無く、この日もシャワーを浴びたらもう寝る体制 になってしまいました。
今夜は良く眠れそうです。

明日は首都タシケントへ向かいます。
今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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