ウズベキスタン個人旅行➃ ブハラからサマルカンドへ世界の街道をゆく

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ホテルで朝食

ホテル・マリカ・ブハラの朝食は、綺麗な中庭を抜けた先にあるホテル内のレストランで頂きます。
レストランの中に入るとロシア系の人を中心に結構な数のお客さんがいました。
食事はビュッフェ・スタイルで、料理はサラダにハム、チーズ、スープと種類も豊富で日本の方にも馴染みのある構成です。

味付けもインド料理のようなクセは無く、至ってシンプルなので安心です。
部屋の外側にあるカウンターでオムレツを頼むと、そこでオムレツを焼いて持って来てくれました。

お茶(Chai)が飲めるのも日本人にはありがたいですね。

ホテルのテレビ

チェックアウトまでまだ時間があったので、部屋でテレビを観ていました。
さすがに4ッ星を貰っているホテルだけに、部屋のテレビではBBCやCNN、日本のNHK(英語放送)など世界中のチャンネルを一通り見る事ができます。
ロシアのニュース番組を見ていると、フィギュアスケートのニュースを何度も 取り上げていました。
さすがはフィギュアスケート大国ロシアですね。
何故かウズベキスタンのテレビはやっていませんでした。

チェックアウト

時間が来たのでホテルをチェックアウトします。
料金はVISAのクレジットカードで決済しました。
VISAとマスターは使えるけど、アメックスはまだ利用できないとの事です。
相方が前日にフロントに行ってホテルマンにサマルカンドまでのタクシーをお願いしたら、抜かりなく手配してくれて、しかも時間より少し早くチェックアウトしたのにもうドライバーが待っていました。
値段も500万スム(約5,500円)で先に話を付けておいてくれて、しかもホテル側の手数料は取りませんでした。
優しくて仕事のできるフロントマンに感謝を伝えてホテル・マリカ・ブハラを後にします。
ブハラを出発して次に目指すはアジアの宝石「サマルカンド」です。

●ホテル名 ホテル・マリカ・ブハラ
●英語表記 Hotel Malika Bukharal
●所在地  Gavkushon Street 25, Bukhara
●公式 HP  http://www.malika-bukhara.uz/
●部屋数  37部屋/2階建

ブハラから行ける場所

ブハラはウズベキスタンのほぼ中央に位置しています。
鉄道の駅も飛行場もあり道路も整備されているので、利便性の良い都市と言っても良いでしょう。
ブハラからサマルカンドはもちろん王道ルートですが、鉄道で西に進むと世界遺産「イチャン・カラ」を擁する城塞都市ヒヴァに行く事もできます。
タフな旅行にはなりますが、車を手配して更に西へとキジルクム砂漠に進むコースも考えられます。
近場で言うと車で北に50キロほど走ればギジュドゥヴァンと言う街に行く事ができます。
ギジュドゥヴァンは陶芸や刺繍製品の工房が集まる街として知られており、工房を見学するだけでは無く、実際にさまざまな体験ができる事で人気があります。
首都タシュケントへも高速鉄道「アフラシャブ号」や飛行機を使えば無理なく移動する事が できます。

サマルカンドへの行き方

さてブハラからサマルカンドへの行き方としては

●鉄道
●シェアタクシー
●タクシー

などが考えられます。

鉄道

ブハラの旧市街からブハラ駅まではホテルにタクシーを呼んで貰っても5万スム(約550円)もあれば大丈夫でしょう。 実勢価格はその半分くらいです。
だいたい15分ほどで駅に着きます。
もっと安く行きたいのであれば市内バスが格安です。
旧市街から直接ブハラ駅まで行く路線は無いのですが、新市街に出れば、イスマイール・サーマーニー廟近くのデフコン・バザールから駅まで 行くバス路線があります。
ただ鉄道は当日だとチケットが売り切れていて乗れない可能性があるので、事前に押えておいた方が確実です。

タクシーを選択

今回はちょっと贅沢をして、タクシーを手配してサマルカンドに向かう事にしました。
それでも特急で2時間余りの距離を2人で500万スム(約5,500円)ならば、 十分検討できる金額では無いでしょうか。
現地の感覚からすれば法外に高い金額だとは思いますけどね。

世界の街道を行く

タクシー(白タクです)の運転手は二十歳底々くらいに見える若い青年でした。
最初に英語で「My name is…」と自己紹介をしてくれましたが、実際には全く話せないとの事です。
彼の運転で約3時間のドライブのスタートです。
市街を抜けると街道の両脇に田園風景が現れました。

ドライバーさんがカーラジオを付けて、流行の音楽を掛けてくれました。
まさにリアル版の「世界の街道をゆく」です。
窓の外では正に世界の街道をゆく、で見るような異国情緒溢れる情景が流れていきます。
しばしその風景に見いってしまいました。

オービス探知機は最新式!?

タクシーはオンボロの車などでは無く、割としっかりした車だったのですが、エアコンは効かない様です。
暑くなると窓を少し開けて涼みますが、砂埃が気になって大きくは開けられません。
見ていて気になったのは、車に精度の高いオービス(スピード取締り)感知器を付けていて、それが反応すると直ぐに速度を落としていた事です。
捕まると高い罰金を取られるか、免許停止を受けるのでしょうか。

ガスステーション

街道を進む車は、突然何の前触れも無く道を反れてガス・ステーションに入ります。
ウズベキスタンの車は基本的にガソリンでは無くメタンガスを燃料にしています。
10個くらいのゲートが並んでいて、開いているゲートに車を停めて燃料を補給します。
メタンガスは充填するのに5分位は掛かるので外に出て待っててくれと言われて、車を降ります。
街道沿いのガス・ステーションには売店やトイレが併設されているのが普通です。
そろそろトイレに行きたいと言うタイミングだったのでまずはトイレを探します。
端の方にトイレの建屋がありました。
近づくとおばちゃんが出て来たので、おばちゃんに利用料(1,000スム)を払います。
トイレはちゃんと清掃されていて用を足すのに躊躇するような事はありません。

ガス・ステーションの反対側にある売店の前でしばし車を待っていると、給油を終えた車がやってきました。
車に乗って再びサマルカンドへと向かいます。

街道の景色

街道を見ていると色々な事に気付かされます。
老若男女を問わず、本当にたくさんの人が道端に立って車を待っています。
手を斜め下に下げるのが合図で、正規のタクシーに限らず車が停まってくれるのを待ちます。
日差しは強く砂埃も多いので大変ですが、皆さん辛抱強く立っています。
夏など日中は気温が40度になると言うのに大丈夫なんでしょうか。
見ている方が心配になってしまいます。
また女性の服装が皆とてもお洒落な事も印象的です。
この辺りは地方都市の外れなので、普段は軽装で歩いていても良さそうなものですが、どの女性も素敵な服やスカーフを身に付けています。
目を車道に向けると、そこではルパン三世に出てきそうな超レトロな車が普通に走っています。
しかも車の上に布団だの家具だのと車位の大きさの荷物を載せて走っています。

トラックはトラックで、荷台から車の幅の2倍くらいにはみ出した藻(?)を積んでいたりします。
あるいは車の横を並走しているのは荷馬車だったりしますが、馬車を引いているのは馬では無くロバです。
これらの間をすり抜け、更に取り締まりにも注意を払いながら車は街道を進むのです。
こうして3時間ほど街道をひた走ると、周囲は少しずつ街の景色になってきました。

サマルカンド到着

それから程なくして車はサマルカンド市内に入ります。
I ♡SMARQANDのオブジェで分かりました。
道に車が溢れ、交差点は右折左折が入り乱れて大変な事になっています。
とてもこんな所で運転する自信はありません。
突然に大きなイスラム建築の建物が見えてきました。旧市街はもう直ぐのようです。

途中で地元の人に道を聞きながら車はホテルに向かいます。
そしてついに目的地のビビ・ハニム・ホテルの裏に到着しました。
荷物を降ろしてくれるドライバーさんに料金を払い、握手をして分かれます。ありがとうね。

ついに「青の都」サマルカンドに到着しました。
今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

コメント

  1. Kerry Vanmarter より:

    This article is filled with actionable tips that I can use immediately.

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