ウズベキスタン個人旅行⑩ タシケントとアクシデントとお買い物

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早朝の異変

今日はウズベキスタン滞在の最終日です。
ところが朝起きると、いきなり大変な事態になりました。
相方が体調を完全に崩し、動けなくなってしまったのです。
旅行前にも一度体調を崩していて、その時と同じ症状だと言います。
ベッドから動けず、ふらふらになりながら英語で薬を書いて、この薬が手に入らないかホテルに聞いて欲しいと言うので、メモを持ってフロントに駆け込みます。

フロントにて

フロントに行って近くに薬局があるかを聞くと、若いフロントマンが地図に場所を書き込んで行き方も教えてくれました。
次に、今日はチェックアウトなのだけど、飛行機の時間ぎりぎまで部屋に入れる様に時間を延長できないかと相談した所、直ぐに予約状況を調べてくれて同じ部屋で19時までなら82USドルで延長できるとの提案を貰い、即決します。

さらに薬局の人が英語を分からないと思ったので、ウズベク語で薬と症状を書いてくれないかとお願いしました。
するとホテルで医者を呼べるので診て貰ってはどうかと提案してくれました。
海外では医療費が高額になるケースが多い事は知っていたので躊躇すると、無料で呼べるから大丈夫だと言うのです。
本当かなと不安になりましたが、結局お願いする事にします。
10分くらいで部屋にお医者さんを連れて行くからと言われて部屋に戻りました。

お医者さん到着

まもなくお医者さんと看護婦さん、それにフロントの女性スタッフが部屋に駆けつけてくれました。
待っている間にGoogle翻訳で症状や薬に付いて分かる事をウズベク語で書いて渡すと、それを見ながら症状も診て、対処方法をいくつか提案してくれました。
フロントレディがそれを通訳して相方が答える形で進み、結局お尻に痛み止めの注射を打つ事になりました。
併せて必要な薬もウズベク語で書き出して渡してくれました。
診察が終わるとお医者さん達は帰り、薬を買いに出る事にしました。

薬局と売店のおばちゃん

薬局はすぐに見つかり、店員さんにメモを差し出すと薬を用意してくれました。
値段は日本とは一桁違う安さです。
戻り際、ホテルの近くに小さな商店があったのでミネラルウォーターを買いに入ると、優しそうなおばちゃんが対応してくれました。
おばちゃんが「コリア?、チャイナ?」と聞くので「ジャパン」と答えると、日本は 美しい国なんでしょうと話してきました。
日本語でありがとうは何て言うのかも聞かれました。
言葉は通じないのに何とか会話ができてしまうものですね。

お金を払ってホテルに戻り、相方に薬を飲ませます。
容態もかなり落ち着いてきたようなので、相方にも言われて遅めの朝食を取る事にしました。

豪華な朝食会場

朝食会場はホテル内のレストランです。
一人で中に入ると白が基調でシャンデリア付の広いレストランでした。

レストランの天井

朝食時間は10時半までとなっている所、もう10時を回っていたせいか人はまばらでレストランはがらんとしていました。
それでも全ての席にナイフとフォークがセットしてあります。
ビュッフェ式の料理やドリンクは品数も豊富で味も美味しいものばかりです。

ホテルの朝食

内陸国では珍しいサーモンの料理もありました。
奥には大きな水槽があり、珍しそうな魚が泳いでいます。
極めつけは、朝食からチェロの生演奏(それも二重奏です)付と言うとんでもない贅沢でした。
午後からに備えて体力が要ると想い、食事を多めに取りました。

サマルカンドナンおじさん

朝食を終え中底にでるとお姉さんが清掃をしていました。
お姉さんの隣ではサマルカンドナンを持ったおじさんのオブジェが微笑んでいます。
部屋に戻ると相方がかなり楽になってきたと言ってきたので一安心、このまま 夕方まで休ませておけば何とか飛行機には乗れそうです。
さて問題はタシケントで買うつもりだったお土産をどうするかです。
やはり一人で買い出しに行くしかありません。
意を決して街に出る事にします。

買い出し

フロントに行って相方が快くなっている事を伝えお礼を言うと、スタッフさん達も喜んで くれました。
Crafersのチョコが買いたいので近くにお店を知らないかを尋ねると、直ぐ近くにあるよと また地図に場所を書き込んでくれました。

ならば行こうと言う感じで地図を頼りに歩いたのですが、行けども行けどもお店に着きません。
タシケントの人の距離感覚は日本人とは違うようです。

20分ほど歩いてようやく目的のお店に到着しました。

Crafersのお店

Crafersはウズベキスタンを代表するチョコレート会社が展開する高級チョコレートブランドで、直営店かデパートでしか扱っていません。
旅行前からお土産の候補にしていたので迷わず袋詰め1つと板チョコを20個購入します。

板チョコは1枚7,900スム(約87円)、袋詰めの方は20,000スム(約220円)でした。
消費税に相当する税が15%付きます。
高級チョコレートですが安いですよね。

駅を目指す

お店を出て場所を確認すると、もはや地下鉄のチランザル線の方が近い事に気付き、駅を目指します。
タシケント市内は通りの表記も少なく、ネットに繋がっていないと道が中々分かりません。
やっと地下だと思って入って行くとただの地下道だったりします。

逆に地下道かなと思って入ると地下鉄に繋がっていたりして、紛らわしい事この上無いです。

地下鉄のマークも最小限しか出ていないので駅の場所を見つけるのは一苦労です。
かなり迷ってやっと地下鉄の駅を見つけました。

タシケントの地下鉄

地下鉄の駅ではKASSAと言う表示の場所が券売所です。
1路線どこまで乗っても1,400スム(約16円)と定額ですが、自動販売機では無く対人で売っています。
窓口でお金を払うとプラスチック製のトークン(コイン)を貰い、これが入場券になります。

駅の入口にはX線の装置があって警察官も立っています。
大きな荷物は調べますが、冷徹な感じではありません。
改札口でトークンを機械に投げ入れて、中に入ります。
タシケントは地下鉄内の装飾が有名ですが、全ての駅が豪華絢爛に作られている わけではありません。
むしろ基本的には地味で機能的な感じです。

地下鉄

線路の向こうの壁を見ると下三角マーク()が付いているのがここの駅名、 横三角付が次の駅名、更にその次の駅名と言う形で表記されており、ホームで駅名が 分かるのはほぼそれだけです。
出る時には改札は無く、階段を上って出口から外に出るだけです。

デパートを目指す

ハルクラル・ドゥストリギ駅(ブニョードコル駅)*を出ると目指すはタシケント一番人気のデパート「サマルカンド・ダルヴォザ」です。
携帯キャリアの海外サービスを使っていても電波が繋がらない事も少なくないそうですが、 今回の旅行ではそもそもWiFiしか使っておらず、ネットが使えません。

方向も分からず、結局人に尋ねながら目的の場所を目指す事になりました。
「サマルカンド・ダルヴォザ!?」と言いながら尋ねると、最初は驚きながらも皆さん新設に 教えてくれます。
無事にサマルカンド・ダルヴォザに辿り着く事ができました。
*日本のガイドブックによって地下鉄駅の表記が違うので両名称を併記しています。

サマルカンド・ダルヴォザ

サマルカンド・ダルヴォザは地下から地上5階まである大型商業施設です。
日本の百貨店と言うよりはららぽーとみたいな施設に近い感じですが、高級ブランドのショップなども入っています。
2階にオーガニックソープのお店があり、商品を見ていると、突然デバートの普通のフロアを 列車が走っていきました。

お店ではウズベキスタン製のオーガニック・ソープを5つ購入です。
1個2万5000スム(約275円)でした。

SkyBeauty
●店舗名 スカイビューティ
●英表記 Sky Beauty
●所在地 サマルカンド・ダルヴォザ2階フロア内

スーパーでお土産物

1階には大型スーパー「マクロス・マーケット」が入っていています。
店舗の奥ではナンを焼いて売っています。
美味しそうなケーキも並んでいました。
Crafersのチョコレートが売っていたので小さめの袋詰めのものを2個購入。 1袋1万9000スム位でした。

プロフの缶詰もありました。二種類あって価格は1万7000スム前後です。

2人分のお土産を買って重くなってきました。
本当はお酒も買いたかったのですが、見つからなかったのでそのままデパートを出ます。

チョルスー・バザールへ

サマルカンド・ダルヴォザを出て今度はチョルスー・バザールの方に向かって歩きます。
チョルスー・バザールはタシケント最大のバザールで、大きなドーム屋根の施設の下にたくさんのお店がひしめいている場所です。
月曜は休みと言う事でしたが、建物に続く道からたくさんのお店が出ていてとても活気に溢れていました。
もう疲れていたのでバザールはそこそこに地下鉄の駅を探します。
人に教えて貰って辿り着きましたが、そうでなければ辿り着くのが大変なくらい分かりにくい 場所でした。

地下鉄チョルス―駅(Chorsu)からオイベク駅までは地下鉄で1本です。
但し駅の表示が分かりにくい上、車内には路線図もなかったので停まった駅の数を数え、車内アナウンスに耳を集中します。
オイベクと聞こえたので降りると無事オイベク駅に到着しました。

地上に出るとやっぱりどっちかわからない WW。
また道行く人のお世話になりながらホテルを目指します。
午前中に寄ったホテル近くのお店にオレンジジュースを買いに立ち寄ると、おばちゃんが覚えていてくれて、帰り際にその時教えた「アリガトー」と言ってくれました。
ほっこりしますね。
両手いっぱいに荷物を抱えて部屋に戻ります。

アリッシャー・ナヴォイ像

相方はかなり回復していました。
オレンジジュースを渡すと、もう1回気持ちを振り絞って出かける準備。
お土産のお酒をまだ買っていません。
すっかり顔見知りになったフロントでお酒が買える所を聞くと、また直ぐに地図に書き込んでくれます。
地図を頼りに道を進むと銅像が見えてきました。 アリッシャー・ナヴォイの銅像です。
銅像前の道を渡って教えて貰った付近の小さなスーパーに入ります。

お酒ありますか、ビール、ウォッカと色んな単語を出してきいても言葉が通じません。
でも何とかお酒と分かって貰いました。
結局この店ではお酒を売っておらず、店の前で野菜を売っていたお姉さんが手を指してあそこだよと教えてくれました。

酒屋さん

言われたお店に行くと外からお酒の瓶が見えました。
ウズベキスタン製のウォッカ3つとビール1本を購入です。
ウォッカが1万8000スム(約198円)、ビールは9,800スム(約108円)でした。
非常に安いですね。
但し街のお店で買ったウォッカは栓が甘く、逆さにすると染み出てくる事があります。
ウォッカになどは空港の免税店などで買った方が安心かも知れません。

チェック・アウト

さてミッション・コンプリートしたので部屋に戻ります。
相方がかなり元気になってパッキンを手伝ってくれました。
時間までゆっくりしていると部屋の電話が鳴り、必要なら19時にタクシーを用意しておくよと提案があり、そのままお願いします。
旅行サイトにホテルの送迎は40ドルと書いてあったけどこの際は致し方なしです。
時間が来てチェックアウトに向かいます。

スタッフにお礼を言ってお会計。延長料金は結局82ドルでは無く65ドルで済みました。
何とお医者さんも注射代も取られませんでした。
ホテルの保険か何かあるのでしょうかれど、これは本当に助かりました。
良いホテルだと見えない所に大きな差があるのだと感じました。
スタッフも終始親切に対応してくれました。

●ホテル名 イチャンカラ・ホテル
●英表記  Ichan Qal’a Hotel
●所在地   Tafakkur 68, Tashkent, 100 070, Uzbekistan.
●公式HP  https://ichanqala.uz/en/

空港に到着

タクシーが来たとの合図があり、ホテルの外に出ます。
空港に向かうタクシーは何とメーター付でした(スマートフォンのメーターですが)。
飛行場までは4万3,000スム(約430円)で着いてしまいました。
ホテルの配慮に感謝です。 お釣りは受け取りませんでした。

さあタシュケントを出発です。
今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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