タシケントへ行く方法
サマルカンドを満喫した後、今日は首都タシケントに向かいます。
サマルカンドからタシケントに行く方法としては、
●鉄道
●シェアタクシー
●タクシーまたは車のチャーター
が一般的です。
飛行機や長距離バスもありますが、長距離バスについてはシェアタクシーの台頭の影響も あってか利用されなくなってきています。
但し今日はこの時点ではまだ移動手段を確保できていません。
鉄道は昨日の時点で時間の遅い列車しか席が無く、候補から外れてしまいました。
現実的にはシェアタクシーかタクシーかと言う選択になっていた訳です。
シェアタクシー
シェアタクシーは同じ目的地に行く人で乗り合わせて行くタクシー(白タク)です。
料金は交渉によりますが、サマルカンドからタシケントまで1人4万~5万スム (約440円~550円)程度が相場です。
基本的に座席分(4人分)のお客さんが捕まらないと発車しませんが、1人で全席分を買い取ってしまう方法もあります。
但しシェアタクシーは乗降場所が決められています。
サマルカンドだとウルグベグ天文台の近くからで、そこまで自力で移動する必要があります。
タシュケントも市街からは少し離れた場所に到着します。
タクシーを手配
さてシェアタクシーかタクシーと言う選択になり、フロントにタクシーをチャーターした時の値段を聞いてから決めようと言う事になりました。
結局50USドルでここまで来てくれて、タシケントのホテルまでと言う提案があり、あっさり誘惑に負けて手配をお願いする事にしました。
12時のチェックアウトの時間に来るように手配しておくよ、と言う話になり、時間が出来たので朝食を食べてからまた少し街を見て回ろうと予定を決めました。
朝食と日本人

朝食は昨日と同じレストランで料理も大体同じラインナップですが、味も良いし特に不満もありません。
不意に「おはようございます」と声を掛けられびっくり。
同じホテルに他にも日本人(女性2人組)が泊まっていました。
しばらく後にはもう1人日本人の女性の方が入ってきました。
ここまで余り日本人に合う事も無かったので結構驚きました。
朝食の後は服を着替えてまた出発です。
シャーヒズィンダ廟(2回目)

思わぬ形で生まれたボーナスタイムに向かうのはシャーヒズィンダ廟です。
もう一度入場料を払ってもまた見たい、と思うくらいに美しい場所だったのです。
入場料も安いし。
中に入るとやはり青い壁面に圧倒されます。
しばらくすると、先程ホテルにいた日本人の女の子2人組が来ていて、現地の団体さんに写真をせがまれて一緒にパシャパシャ写真を撮られていました。
昨日も日本語で声を掛けられたお土産屋さんにまた声を掛けられました。
気になっていたドーム屋根の柄のプレートを購入します。
価格は少し下がって19万スム(約2100円)でした。
他の部屋では昔の写真を売っていました。
L版くらいの大きさで1枚1ドル(1万スム)だと言うので真剣に選んで2人で10枚を購入
出口(入口と同じ)に向かうと、お祈りの時間で現地の人が集まっていました。
優しいお茶屋さん
シャーヒズィンダ廟を見た後はショブ・バザールを回りました。
相方がお茶が買いたいと言うのでお茶屋さんに行くと計り売りで小量でも売ってくれました。
価格はとても安く100グラムで3800スムです。
申し訳ないくらいの価格でしたが、お姉さんは誠実に対応してくれました。
ハチミツ屋のおばちゃん
ショブ・バザールのハチミツ屋さん
続いて向かったのは空調管理のしっかりしたチーズやハチミツを売っているエリア。
旧ソ連時代の影響なのか、こうした衛生管理は東南アジアなんかより数段しっかりしています。
足を踏み入れると、おばちゃん達が一斉にハチミツの試食をすすめてきました。
ハチミツ

相方が味に納得していくらかと聞いたら3といったので100グラム3万スム(約330円)と思って確認すると、突然おばちゃんの目の色が変わります。
どうやら正解は3,000スム(約33円)だったみたいで、隣のおばちゃんもこちらをガン見してきます。
おばちゃんの心臓のバクンバクンと言う音も聞こてきそうで笑いそうになりましたが堪えます。
おばちゃんは瓶いっぱいにはちみつを入れてくれました。
ハチミツ2瓶を買い上げです。
両替所もあります

ショブ・バザールには両替所もあります。
厳密に言うとバザールの中では無くバザールを囲む建物の中ですが、為替レートがすごく悪いと言う事も無く日本円をスムに両替する事ができます。
両者の時にはパスポートの提示を求められます。
チェックアウト
ビビハニム・ホテルに戻って荷物をまとめ始めました。
何故が荷物がかなり重くなってきています。
時間がきたのでフロントに向かいチェックアウトをします。
ホテルの受付

一泊60USドル×2日で120USドル。それにタクシーの代金50USドルもホテルに支払ました。
支払はUSドルでもスムでもできます。
ガイドブックにはクレジットカード(VISA、マスター)が使えるとなっていたものもありましたが、カードは使えないと言われました。
あと10分位でタクシーが来るから待ってて、と言われて中庭で待つ事にします。
中庭には壁にセンス良く陶器が飾られていて、ゆっくり座って寛ぐ座敷もあります。
受付の前には木が植えられていて実がなっており、木の上には小鳥が何羽も停まっていて何とものどかな空気が流れていました。

やがてお兄さんがタクシーが到着したと伝えにきてくれました。
重い荷物も持ってタクシーまで案内してくれています。
きれいなホテルと気さくでやさしい人達でした。
さあいよいよ首都タシケントへと出発です。
●ホテル ビビハニム・ホテル
●英表記 Bibi Khanim Hotel
●所在地 Tashkent st. 10, Samarqand
●部屋数 18室
ホテルを出発

タシケントまでのドライバーは恰幅のよいおじさんでした。
車はかなり新しい感じで、後部座席に敷物を敷いて乗せてくれました。
ホテルの人に挨拶をしていざ出発です。
ところがビビハニムホテルの裏手は道が細く 入り組んでいる上に、ほぼ無秩序に車があちこちに停められていて、道を抜け出すまでがいきなり大騒ぎ。
Uターンするスペースも無くバックのジグザク走行でようやく切り返します。
改めて出発、車は街道に出て首都へと向かいます。
続・世界の街道をゆく

サマルカンド郊外に出ると、景色はのどかな田園風景に変わります。
ドライバーさんは英語は全く話せません。
ラジオから中央アジアの曲が流れてきました。
曲と曲のあいだに番組のタイトルがコールされます。
その名も「Mid-Asisa FM」。ここは英語でいいんですね ww。
車からの景色は結構いろいろな風景に変わって行き、意外に飽きません。
途中からはテレビの「世界の街道をゆく」で通った道路に入った事を確認して勝手に盛り上がっていました。
道路が比較的良い事もあって車は時速130キロくらいまで出していました。
但し遅い車やロバも並走しているので注意が必要です。
高原の中腹辺りに売店が並ぶエリアがあり、そこでドライバーさんが林檎を買ってくれました。
車内で食べましたが、新鮮で美味しかったです。
チャイハネ・レストラン

2時間ほど走ると食事をしようと言われて、車はロードサイドのレストランに入りました。
外にはトイレもありました(1000スム)。
中はチャイハネ風の高床の座敷になっていたので靴を脱いで座敷に上がります。
シャシリクとナンとサラダ、それにお茶の定番パターンで食事です。
3人(多分ドライバーの分も)で88,000スム(約990円)でした。
やっぱり安いですね。
お腹も満たされたので、車は再び出発します。
ガスステーション

しばらくして車は緑色のガスステーションに入って行きました。
ウズベキスタンの車は殆どがメタンガスで動くので、街道沿いにはガスステーションがあります。
燃料の補給には5分~10分くらいは掛かります。
すでに経験していたので、外に出て待機します。
ガスステーションには大抵売店とトイレがあるので、トイレもここで済ませました。
有料で1000スム(約11円)でした。
ガスステーションの周りには野原が拡がり、異国の空気をたっぷり感じる事ができました。
突然お姉ちゃん登場!?
ようやく車の両側の景色に住宅が増えて来てタシケントの標識も見えてきました。
突然ドライバーさんがタシケントの郊外で車を止めると、現地の結構派手目なお姉さんが
助手席に乗ってきました。
知り合いなのか、はたまたYANDEX(タシケントで浸透しているウーバーみたいな アプリ)で乗せたのか分かりませんが、ちょっとびっくり。
こちらが車をチャーターしているので国際基準では完全にアウトだと思いますが、これも文化なのでしょうかね。
早くタシケントに着けると考えて車をチャーターしたので少しイラッとしましたが、車はそのまま進みます。
今度は若い兄ちゃん登場!?
タシケントに入った所でお姉ちゃんが降りると、入れ替わりでまたもや若い兄ちゃんが 車に乗ってきました。
またかと憮然としましたが、どうやらこの人は案内をしてくれる友人のようです。
車は陽が落ちて暗くなった市街を走ります。
友人の兄ちゃんがホテルの場所を調べますが、良く分からず車は市内をぐるぐる走ります。
お兄ちゃんが現地の人に場所を聞きながら、ようやく目的地のホテルに到着しました。
結局親切だったりするんだよね。
ホテルに到着

夕方に着いて市内をすこし見学する予定だったのが、かなり遅い到着になってしまい ましたが、そういう事もあります。
いよいよ首都タシケントの宿、イチャン・カラ・ホテルに到着です。
今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
コメント
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